2024.07.29
製品
海外出張でいつも感じること
人間の生活にかかせないものと言えば真っ先に思い浮かぶもの、それは水です。
日本では、水道水が全国各地整っており、蛇口を捻れば簡単に安全な飲み水を手にでき、基本的に生活には困りませんよね。国際グループに所属する私は海外に出張するたび、地域差はありますが、日本との水の味が異なることに気付きます。
これはいわゆる軟水と硬水の違いだと思われます。日本の水道水やミネラルウォーターはほとんどが軟水です。海外の水は (特にヨーロッパの水) マグネシウム (Mg) やカルシウム (Ca) などのミネラルが豊富に含まれる硬水になります。日本人は子供のころから軟水を飲んでいるので、飲み慣れしている軟水の方がおいしく感じるのだと思います。
また、海外でシャワーを浴びるときシャンプーや石鹸の泡立ちが悪く、しっかりと洗えているか不安になり、ついついシャンプーや石鹸を多く使ってしまいますが、この泡立ちの悪さの原因も硬水が影響しています。日本で気にならないのは泡立ちを邪魔するミネラル分が少ない軟水だからなんですね。
実はこの水というのは、シリカゲルを製造するにあたって重要なファクターになるのです。シリカゲルを製造する際には“水洗工程”と言って水が必要になります。
そんな水の中にナトリウム (Na) , マグネシウム (Mg) , カルシウム (Ca) などの金属が多量に含まれると、シリカゲル内に不純物として留まってしまいます。
そのため世界中で製造されているシリカゲルは水の違いによって、シリカゲルの純度が異なります。そのため金属を嫌う用途には、純度が高いシリカゲルが必要になってきます。
弊社では「原産国:日本」である強みを活かして純度の高い製品をつくって参ります。