2025.03.25
工場便り
【春日井工場便り】
今回のコラムは春日井工場からお届けいたします。
私たちが日々One Customer One Gradeを追及しているシリカゲル製品は、現在国内からは3工場より供給していますが、春日井工場はその中でも最も歴史のある工場です。シリカゲルの製造をはじめてからすでに60年以上経っています。いいかえれば、最も古い工場ともいえますが…。春日井工場では、微粉末シリカである”サイリシア”とクロマトグラフィー向けシリカである”クロマトレックス”を生産しています。生産現場では、徹底した品質管理と安定生産をいつも心がけています。
さて、皆さん、春日井(かすがい)という場所はご存知でしょうか?どんなとこ?と思う方が多いかもしれません。そのようなわけで、春日井工場の周辺についてご紹介したいと思います。最寄りはJR中央線、愛知環状鉄道線が乗り入れている高蔵寺駅(こうぞうじ)、北側には高蔵寺ニュータウンがあり、名古屋圏のベッドタウンとされています。
駅を降りて南西方面へ歩いて10分かからないくらいのところに工場があります。生産中は煙突から蒸気が上がっているので、離れたところからもおおよその場所がわかるかもしれません。白地に青色の帯のついた建物が見えれば、それが本社そして工場事務所です。
工場から南の方に少し歩くと、すぐ近くに庄内川が見えます。川幅、河原ともに広く、この辺りでは大きな河川です。上流側を見ると山間から川が流れている様子が見え、南東方面には東谷山、北東側には高座山を眺めることができます。ベッドタウンという一面もありながら、工場周辺は豊かな自然が共存しています。
周辺の観光スポットとして挙げておきたいところは、東谷山のふもとにある『東谷山フルーツパーク』 。果物をテーマにした農業公園で、園内には「果樹園」「熱帯果樹温室」などいろいろな施設があり、くだもの収穫体験なども行われています。
また東谷山から庄内川に沿ったあたりには多くの古墳が点在しています。その中にある『しだみ古墳ミュージアム』。
「日本の古墳時代の縮図」ともいえるそうで、古墳時代全時期を通じた様々な古墳がみられます。大昔からここの地域は栄えていた場所であったのかもしれませんね?
それから春日井と多治見を結ぶ旧国鉄中央線の廃線跡『愛岐トンネル郡』。 国の登録有形文化財で春と秋の年2回、期間限定で一般公開されています。春の新緑、秋の紅葉を散策できる知る人ぞ知る観光スポットとして楽しむことができますよ。
イベント時期には高蔵寺駅にて案内をよく目にすることがありますので、ご紹介させていただきました。周辺にお立ち寄りの際は、お出かけ先の候補にいかがでしょうか?