フィルムのブロッキング防止
一般工業
PETフィルムでのブロッキング防止実施例
工業用
基本情報
プラスチックフィルム及びシートは、成膜された状態で表面が平滑なためフィルム同士の付着が起こる。これを解消するためにはフィルム表面に微小な凹凸をつけることで防止できるが、凹凸をつけるための素材には透明性や粒子の均一性・反応性・なじみなど様々な条件が求められる。
課題
- 成膜状態でのフィルム同士の付着
- フィルム表面の凹凸をつけるための素材選定
PETフィルムにおいてはタルク・炭酸カルシウム・ゼオライトなどと比較して、安全性や粒子径分布の特徴からサイリシアの小粒子径が多く使用されており、多孔特性の影響でフィルム延伸の際に追従性が高く透明性も良好と評価を得ている。